” 採算は合うんですか? ” とよく聞かれます
パラパラとめくっただけでも、この内容にかかる労力と要する時間を想像いただけるからだと思います
出版の始まりは「残そう」でした
残したものを足がかりに、新たな地域文化の創造へ、「美」を作り出す力へとつながってほしい
そんな大それた願いをこの本に変え、この本に託し残しています
発行
季刊( 年4回発行/3月・6月・9月・12月 )
創刊
2003年12月10日
出版社
春夏秋冬叢書 (はるなつあきふゆそうしょ)
編集長
味岡伸太郎 (Shintaro AJIOKA)
取りあげる記事の共通項は「地域」と「キーワード」
カテゴリ①:地域
愛知県の東部(静岡県側)の東三河を中心に、隣接するエリア (三遠南信) の話題を取りあげる
東三河
愛知県 豊橋市・豊川市・蒲郡市・新城市・田原市・設楽町・東栄町・豊根村
西三河
愛知県 岡崎市・豊田市・西尾市・幸田町
西遠州
静岡県 浜松市・湖西市
南信州
長野県 飯田市・阿南町・天龍村・根羽村・売木村
カテゴリ②:キーワード
号ごとに漢字一文字をキーワードとして、その一文字(黒・合・神・百・葉 など)に関する話題を取りあげる
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花祭りの舞庭は美しい。
舞うことのできる人ならば誰しも美しい舞庭で舞いたいと願うだろう。
舞いの衣装が美しければ誰もがその衣装をまとって舞いたいと思う。
皆が舞いたいと思えば、限られた舞子の役につくために競い合うこととなり、舞いはますます洗練されていく。
「美しさ」ゆえに祭りは人の心をとらえ、延々と何百年にわたって伝えられてきた。
我々の行動規範の一つとして「美しさ」が重要な位置を占めていることは信じて疑わない。
地方は美を取り戻さなければならない。
美の存在が認められるまでに充実して初めてそのことに意味があり、実り豊かなものと確信できるのではないだろうか。
「美しい本をつくりたい」それはわたしたちの基準であり目標です。
「美しい」は単に造本としてだけではなく、美しい町、美しい祭り、美しい生き方、美しい心、美しい本。
それは全てのことに優先される「そう」の基準です。
「そう」は、地域 と キーワード で話題を絞っています。
制限をもつことで、今まで取り上げられることのなかった話題にスポットがあたり、それは独自の切り口と深さで語られます。
記事のひとつひとつが土地のもつオリジナリティを身にまとい、一冊に編集されることでさらにその輪郭をはっきりとさせます。
記事の共通項は、「地域」と、「一文字」だけ。
読み入ってしまう、読んだ先まで気になってしまう、本の先まで興味を繋ぐ一冊です。
わたしたちの住むこの地方にはまだまだ「知らないこと」、「面白いこと」に満ち溢れています。
見えている景色、日常をもっとおもしろく感じる知のきっかけをたくさん見つけてください。
季刊誌そう は、三遠南信で 美しく生きる人 の応援誌です。
三遠南信に関する美し本を出版し、いつかは出版物の記述をまとめた「三遠南信百科事典」を創りたいという大それた夢があります。
この事典で頁を捲れば、調べたい事柄の記述を見つけることができるように、この地域を知ることがまた次の一歩の足がかりとなるように。
季刊誌「そう」は、一文字ずつ、一冊ずつ、遅々とした歩みを続けてます。
くさむら【草むら・叢】
草が群がってはえている所。
1.草がむらがっている所。くさむら。むらがる。 「叢生・叢雲・叢茂・淵叢(えんそう)」
2.物がひと所にあつまる。むらがりあつまる。集めたもの。 「叢書・叢話・談叢・論叢」